病理標本アーカイブ

国水研では現在、貴重な水俣病に関する様々な病理標本が専用の施設にて保管されています。

保管している主な試料・資料はパラフィンブロック・スライドグラス・35㎜スライド等です。

パラフィンブロックは現在約20,000個を保有しており、将来の新たな研究利用に貢献するために、サンプルをすべて再包埋する作業を行っています。

スライドグラスは現在約100,000枚を保管しており、すべてのサンプルを再洗浄し、デジタル化して永久保存する取り組みをしています。

35㎜スライドは現在約45,000枚保管しており、すべての35㎜スライドを永久保存するためデジタル化しています。

また、国水研には水俣病発生当初より現在までに、原因究明のために解剖されたネコ・カラスなどの動物の病理標本も多数保管しております。

国水研では、国として、多くの水俣病に関する貴重な病理標本を永久に保管するための取り組みを継続的に実施しています。